kodomo学校が夏休み等の長期休暇期間や代休、4時間授業の日の子どもの居場所が不足しています。共働き世帯の増加に伴い保育園の待機児童問題が社会問題になって久しいですが、その子たちが小学生になり、そのまま学童保育の待機児童という新たな課題が生まれています。

私たちの住む鎌倉市での平成29年度の子供の家入所申請状況を見てみると、一次受付の終わった平成28年12月28日時点では、待機見込数が合計で98人。入所条件は満たしているけど大人数が長時間過ごす「子どもの家」の学童保育が苦手で、といった潜在的待機も含めると、100人は超えてしまいそうです。市でも定員を増やすなど改善のため対策を講じていますが、5月上旬の時点では、高学年を中心に待機のままの児童もいます。※1

学校のある間はなんとか数時間の留守番で乗り切れるのですが、頭が痛いのが長期休暇や早帰りの時。学校の校舎内は開放されていないため子ども会館で遊んですごしたり、習い事を掛け持ちしたりしてしのぐのですが、問題なのは夏休みの子どものお昼ごはんの場所!

bouhan2lそうした子どもは、なかなか人とお昼ごはんを食べる場所もなく、お母さんがお弁当は用意していても、おうちでひとりで食べることになりがち。一部の子ども会館(学童保育の場である「子どもの家」を併設していない館)では、お弁当など持参したものを食べるスペースもあるようですが、ほとんどの館では学童保育利用児以外は、衛生上の管理の問題もあって、食べることはできない決まりです。つまり、待機児童や一時的に保育にかける児童は、見守りのある中でのお昼の居場所がない、一人でお昼を食べている、という状況なのです。

※1 6月下旬になり、鎌倉市の「子どもの家」の待機学童は解消したとのこと。施設のキャパシティが劇的に変わったという話はあまり聞いておりませんが、収容人数が増え、待機がなくなるのは、ありがたいこと。でも子どもたちが狭い中で過ごしているということなのかもしれません。

現在、鎌倉市では3年ほどかけて、学校の敷地内に放課後や長期休暇の子どもの居場所を作る「子ども放課後総合プラン」を実現していく予定だと伺いました。しかしそれが実現していない今、実際はどうなのか? 子どもたちはどう過ごしているのか、ママたちの声を聞いてみました。
  • 1か月半もある夏休みの間だけ仕事を休むのもなかなか難しかったりします。ご厚意に甘えてお友達の家で食べさせてもらったりもしています。でも毎度毎度お昼をおよばれするのも心苦しくって…。
  • 実家が近いおうちは、そっちに行ってもらってるみたい。ウチは遠いので、数週間預かってもらいました。おばあちゃんは大変だったみたい。でも、それもできないおうちもあるのよね〜。
  • 学童を利用してたんだけど、大人数に子どもがなじまなくなっちゃって。結局家でお留守番してました。
  • ふだん自宅にわたしがいても、介護や用事があって子どもを連れていけない外出も。。子どもが家にいる夏休み、「毎日は大変!」っておもっちゃいます。
  • ママ友の中には、学童代わりに中学受験モードになり、週数日塾に通ってしのいでいる人も多いです。なんかちがうけど、まあ流れよね〜、なんて話してましたが…。
皆さん工夫されているけど、本当に夏休みのお昼の子どもの居場所には苦労されています。働くママからの切ないメールも寄せられました。
  • 過去最大に高かった小5の壁。ちょうどリーダー職になって一年。周囲が遅くまで残業する中、6時退社も気がひける中小の事業所で働く私に届いた、学童の待機通知。子供が学童に行けなくなる4月1日は年度始めで、最も忙しい時期でした。 職場にも配慮をお願いしましたが、もとより少ない人数で多くの仕事を回しており、現実的ではありません。 なにより「もう五年生でしょ?」というひとことに心が折れ、退職しました。結局、今は時短の仕事に移っています。

    もう五年生、でもまだ五年生。安心できる居場所が見つけられなければ、、不安も募り、仕事も続けられません。保育園の頃は、延長保育も手厚く、職場など周囲の配慮も得られやすく、たびたび病気はするものの、かえって安定して働けていた気もします。
  • 夏休み毎日、というのはむつかしくても、週に数日だけでも、みんなでお弁当を持ち寄って、わいわいおいしく食べられる場所があるといいのに、と思います。よく「子ども食堂」のニュースを見かけますが、地域の子どもや大人が集まってお昼をたべる、夏休み版子ども昼食堂的な居場所があると、大人も子どもも楽しく過ごせそう…。
そんな現状や思いをお知らせいただき、「夏休み、子どもがおうちから歩ける範囲で、子どもを受け入れてくれる居場所」、わたしたちコソガイが探してみました。

「子どもの家」を併設していない子ども会館、学習センターや青少年会館のロビー、コミュニティカフェや社会福祉法人の施設など、お声掛けがあれば「お弁当を持ってくれば、子どもだけでも食事OKだよ、受け入れるよ」という場所はあります。今泉台「6丁目クラブ」や関谷「憩い宿」などのコミュニティカフェでは、子どもや保護者の方を支えたいとの思いから、子どもがお金をもっていかなくても、受け入れてくれます。

私的な福祉施設などは一度管理者にご相談が必要かと思いますが、混雑している子どもの家を利用している児童にとっても、子ども連れにとっても、上記のコミュニティカフェや「子ども食堂」事業など、居場所になりうるところを、時々利用するのも気分が変わって楽しいかもしれませんね。長い夏休み、親子とも元気に安全に楽しく過ごしていただきたいと願っています。

夏休みの子どもの居場所 お弁当を食べても大丈夫なところ、食事提供があるところ等
開放対象施設・サービス場所・連絡先内容等
長谷子ども会館鎌倉市長谷1-11-1
0467-24-1165
「子どもの家」を併設していない鎌倉市の子ども会館は飲食は可です。場所の詳細は管理者にご確認ください。
きらら鎌倉・ロビー鎌倉市小町1-10-5
0467-25-2030
生涯学習センターのロビーでの飲食は可です。
稲村ケ崎小学校学童保育担当の方にお問い合わせください。
腰越学習センター・ロビー鎌倉市腰越864
0467-33-0712
生涯学習センターのロビーでの飲食は可です。
梶原子ども会館鎌倉市梶原4-4-2
0467-47-1433
「子どもの家」を併設していない鎌倉市の子ども会館は飲食は可です。場所の詳細は管理者にご確認ください。
大船生涯学習センター・ロビー鎌倉市大船2-1-26
0467-45-7712
生涯学習センターのロビーでの飲食は可です。
カトリック大船教会鎌倉市大船2-1-34
0467-45-9728
「なかよし大船子ども食堂」として、7/13、8/10、9/14 16:30〜学習支援や遊びと食事の提供(無料)
ラファエル会 法人本部鎌倉市大船4-18-6
0467-47-3424
3階の会議室で食事ができるスペースを作るそうです。ご連絡の上、ご利用ください。
ふらっとカフェ7/6コモリビ*コモレビ
7/12ロッシーズ
7/19ソンベカフェ
7/28鎌倉静養館
レストランや福祉施設が日程を決めて「子ども食堂」を開催。詳細はご確認を。
玉縄青少年会館鎌倉市玉縄1-2-1
0467-44-0480
食事ができるのは1階のロビー。
鎌倉青少年会館鎌倉市二階堂912-1
0467-23-7530
食事ができるのは2階のロビー。
鎌倉なんでも塾鎌倉市玉縄1-2-1
(青少年会館にて)
鎌倉市城廻491-30
(城廻自治会館にて)
コソガイが子ども会とコラボして、子どもの居場所+学習支援を開催。第1、第3木曜日は城廻自治会館15:30〜(おやつ付)、玉縄は7月は第1,2,3週の金曜日17時〜(軽食付き)。
6丁目クラブ鎌倉市今泉台6-1-9
0467-50-0147
多世代が集うコミュニティ・カフェ。毎金曜16:00〜 遊んで学ぶ放課後児童クラブ(無料)開催。
憩い宿鎌倉市城廻283-9コミュニティカフェ。大人利用200円(飲み物付き)子ども利用は無料。お弁当を持ってくれば食べられます。本を読んだり、将棋ができるそうです。
6月30日現在

※上記は毎日空いているわけではありません。利用可能日程や、その利用法に関しては、直接ご確認ください。また追加や詳細はわかり次第、追記します。

※これ以外にも「子どもの居場所になりうるところ」≒ 子どもが一人でお金を持たずに来ても受入れ、なんとなく見守ってくれる場所、があれば、どうぞお知らせください。

投稿者:CanCan

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鎌倉今泉台に「6丁目クラブ」という、手作りランチとコーヒーの店があります。その名のとおり今泉台6丁目の公園の前の眺めの良い民家のカフェ。さまざまな人が集い、寄り合える居場所となることを目指し、近所の4人の住人が中心となって、昨年11月から非営利で運営を始めたコミュニティ・カフェなのです。

6丁目クラブ_ロゴ+ コミュニティ・カフェ「6丁目クラブ」の看板のある青いお宅の玄関で靴を脱いでお店に入ると、窓からやわらかな緑が目に入ります。スタッフの「いらっしゃいませ」の笑顔とともに、時々お客さんからも「こんにちは」といったお声掛けもあったりします。

1S3A1541 室内にはアンティーク風な机といすがあって、誰かと同席でもちょっと楽しい。日替わりランチは地域の食材を使った目にも体にも「やさしい」味のボリュームたっぷり目ごはん。ほとんどはご近所のお客さま。「おいしい」「また来るね」との話も聞こえます。スタッフの配慮でしょうか、知り合いのおうちに立ち寄ったように「ほっとできる」どこか、なつかしい雰囲気です。

1S3A2372 実はコソガイ(鎌倉子育てガイド)が、このお店にかかわったのは立ち上げの時から。鎌倉の中でも少子高齢化率が伝えられる今泉台は、以前から住人同士がお互いさまの精神で様々な助け合いをしてきた地域でもあります。そんななか、近隣の特別養護老人ホーム「ふれあいの泉」が助け合いや福祉の拠点にと、地域居場所事業「寄り道」を4年ほど前に始めました。「ふれあいの泉」の福島 総施設長と、支えようとする地域の人たちの姿に引かれて、私たちも交流してきました。

残念ながら「寄り道」の試みは福島 総施設長の死去とともに2年ほどで終わりを告げましたが、支えてきた人々が、「今度は自分たちの手で!」と志を受け継ぎ、故人のご主人・福島氏を代表に、民家を借りてコミュニティ・カフェ「6丁目クラブ」運営を始めたのです。私たちは開設準備や広報の部分でお手伝いし、プロジェクトがスタートして約1年。皆さまの笑顔を見て、地域の方の居場所になれているんだなあ、との確信を得た今、レポートとしてご紹介できる運びとなりました。(早くにご紹介できなかったのは、お客さまやスタッフの落ち着き方を待っていたためなんです。初期に大勢を受け入れるのは難しかったようなので(^^ゞ)

1S3A2930 こんな人と人とを結び、情報発信をする場としてのコミュニティ・カフェは全国的に増えています。お店は食事提供があるところもないところもあります。飲み物は自分で取ってくるドリンク・バー形式で持ち込みは可だったり、飲み物代を払えば一日いられる、サークルや集まりもOKなど、形態はさまざまですが、情報発信、イベントや展示販売、趣味の活動、ボランティアの会合、相談ができる福祉など様々な活動の拠点ともなっています。

共通点は、飲食を通して居場所を作ろうとしている点。お隣の藤沢市などは多世代が立ち寄り、相談できる地域の居場所=「縁側」として、公共施設や民家などを活用し、地域の課題解決の活動として、こうした試みを資金的にも支えようとしています。(2017年現在、鎌倉市にはこの支援はありません)。

6chome-1 さまざまな世代が飲食を通していられる場所。ここでの会話や情報交換を通して、繋がりや支えあいが地域で再び生まれようとしています。コミュニティ・カフェ「6丁目クラブ」は小さな子ども連れから学童、忙しい大人や高齢者が立ち寄り、さまざまな人が緩やかにつながっていくようです。赤ちゃんを連れてらしたご夫妻に80歳以上の高齢者がお声をかけて皆が元気をもらったり、一緒に歌を歌ったり、しばらく会わなかったご近所同士が食事に来て再会し会話が弾むのは、ここではよくあること。でも考えてみれば、本当にステキでありがたい光景ですよね。

そんな居場所で生まれる笑顔が、鎌倉中に、日本中に広がるといいな、と心から願っています。

6丁目クラブ
鎌倉市今泉台6-1-9
0467-50-0147
https://www.facebook.com/6丁目クラブ-393671347678818/

投稿者:CanCan

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2017年06月30日 │ 子連れで食事  │ コメント(0)  twitterでつぶやく
鎌倉・関谷在住で3児のワーキングマザーの臼井さんは、この夏、「千倉グローバル子供交歓会」を実施しようと動き出しました。これは、臼井さんの出身地の千葉県の千倉で外国につながる子どもたちを招いて、現地の子どもたちとともに、言葉や国境を超え、自然を感じながら、思い出に残る国際交流体験を提供しようという、愛と希望と夢いっぱいのプロジェクトです。臼井さんは少し前からコソガイを手伝ってもらっています。私たちもこのプロジェクトを応援しようと動き出しています。

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臼井さんはシリアの悲惨な状況を知り、何とか支援できないものか、できる支援は何なのかと、難民支援セミナーに参加しました。そこで兵庫県にシリア人をサポートする団体(NPO法人日本アラブ相互文化センター)があり、その団体で、子どもの日本でのホームステイ先を探している!という情報を得たのです。それならその子たちを千倉のグローバル子ども交歓会に招待しようと考えました。

 臼井さんの出会ったシリア人、イマムさんのお話です。

日本で暮らすシリアなどの難民の子どもたちの現実

兵庫県にくらすシリア人のイマムさんは5〜12歳の4人の子の母親で、2015年に日本で働く夫を頼って、内戦の恐怖から逃れるため子どもをつれて来日しました。現在は3木市の団地に家族や他のシリア人とともに暮らしています。

首都ダマスカスでエンジニアをしていたのですが、数年前から自宅周辺にも爆弾が飛んでくるようになり、出勤途中の道路や子どもの通う学校の前にも爆弾が落とされる状況で、内戦で親戚も亡くし、行方のわからない身内もいるのだそうです。話を聞くと、本心ではシリアに帰りたいと思っているが、今は帰れない。日本で生活をすることに決めているようです。

子どもたちは言葉も、生活環境も食べ物も全く異なる地にきて、地元の小学校に通って日本で生まれた子とともに勉強し、生活をしています。言葉が通じない中、見た目の違いや、連日のシリアに関する報道により、嫌がらせをうけたり、喧嘩をしたりなどで、元気がないときもあります。

content_77f01a213e81e0a2daf0c7e4984687d31f74468cそんな子どもも、今一番頑張っているのは日本語の勉強。最初はひらがな、カタカナ、漢字など難しかったけど、どんどん慣れてきています。心境の変化も見られて、「子どもも日本語を勉強しているから、帰ってもアラビア語が難しい。ずっと日本に住みたい」。そして「仕事がしたい」。日本での将来を思い描いています。

 一方の千倉のまちの様子です。海と緑があり豊かな歴史文化を持ち、人と人とが近い町でありながら少子高齢化が進み、さまざまな課題が見えているようです。どこか将来の鎌倉を見るようだと感じるのは、私だけでしょうか。

少子高齢化の進む南房総・千倉のまち

usui-3グローバル子供交歓会を開催する千倉は千葉県の南端、南房総市にあり、外房の海と山に囲まれ、南房総の中でも、昔ながらの房州ののどかさを残すまちです。30年前の私が小学生だった頃、千倉には小学校が4つありましたが、少子高齢化のもと、統廃合が進められ、千倉小学校が残るのみとなりました。そのため、全児童が、スクールバスで登校することになり、これまで朝夕に通学路を通ることで触れ合っていた地域のおじいさんやおばあさん、田んぼや花畑などでの地域の自然との交流も減ってしまいました。

臼井さんは続けます。

a17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbdわたしも留学時代「外国人」として暮らし、ラオス、カンボジア、ベトナム出身の移民の友人家族に支えられました。この経験から、いろいろな文化や人々との出会いや「つながること」が大切だと知ったのです。 だからこの夏、千倉で、子どもたちと、そして、地域に暮らす人たちと、一緒にご飯を食べたり、遊んだり、ビーチでサッカーをする中で、肌でそれらを体験する場をつくりたいんです。場所や環境が違うが同じ時期に生まれた子どもたちと、共に体験し、笑い、楽しむことで、絆と理解が生まれ、千倉が第3のふるさととなればいいと思います。

臼井さんのこのプロジェクトは、現在クラウドファウンディングを利用して資金を募っています。シリア難民の子どもたちを兵庫県から千倉に招待する交通費が必要だからです。シリアから避難してきた子どもたちに、「日本の夏休み」の思い出をたくさん作ってほしいな、と心から願います。
どうぞ皆さんで、この愛と夢いっぱいのプロジェクトを支援してください。

レディー・フォー
https://readyfor.jp/projects/cgc2017

投稿者:CanCan

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山崎保育園のお向かい、小川が流れ、緑に囲まれた静かな一角に「子どものアトリエ☆ネバーランド☆」があります。植物に覆われた瀟洒な門をくぐり、ゴシック調の厚い木の扉を開けて中に。窓からの優しい光に満ちたアトリエは色とりどりの画材、たくさんの創作素材が整然と並び、その中で数名の子どもたちが自分の作品作りに熱中しています。

1S3A5189s ここは子どものアトリエ。子どもたちが自分のテーマを自分で見つけて、たくさんの素材の中から好きなものを選んで、自由に創作する場です。ある子は魚類図鑑を見て海の生き物を作っています。針金で骨組みを作り、紙粘土で肉付け、かわいたら色を付けるのだそうで、かなり本格的。どんな色の生き物になるのかな?。小さくて色とりどりのモンスターのキャラクターを細かくいくつも紙いっぱいに描いている子もいます。モンスターの性格がカタチに表れているよう。あ、このモンスター、かみつきそう、こっちは転がるのが得意そう、なんて…。小さいお子さんはロール物の芯を使って双眼鏡を作っています。何が見えるのかな? 瓶のふたなどを使って車づくりをする子も。飛ぶように動く車やカラフルでお菓子を売ったら似合いそうなキャンディーボックスカーも登場。子どもたちの創作物はどれもとてもユニークです

1S3A5198アトリエでは子ども同士は仲よし。皆作るのが楽しくて、無駄なおしゃべりやちょっかいを出すことは少ないけれど、なんとなく相手を意識して、お友達の作品作りを見たり、声掛けしたり、解説してくれたりします。時には誰かのお手伝いもしますが、やっぱり自分のモノヅクリが楽しいみたい。存在を認めているけど微妙に距離もある感じが、居心地の良さのモトなのかもしれません。アトリエを主催する宇治先生は子どもたちを見守り、声掛けやアドバイスをしますが、「こうして、ああして…」といった指導はされません。「子どもがやりたいことをやる、それがネバーランドのスタイルなんです」柔らかにおっしゃいます。

 P1010086切り絵作家の宇治先生は、このご自宅で子育てをしながら絵本を出版するなどの活動をされてきました。ところが、お子さんが学校に上がる年齢になると、いざこざやケンカなど、たくさんのトラブルが起こりはじめました。学校から呼ばれることもしばしば。お子さんは次第に孤立して、やがて休みがちになったのだそうです。「学校にいけないなら、近所の子どもたちに遊びに来てもらおう」と考えた先生。ご自身のアトリエを開放されました。子どもが遊びに来てはダンボールハウスを作ったり、紙粘土で工作したり。好きな素材で好きなものを作るようになると、楽しくってアトリエではみんなが元気になっていきます。

ところが今度はその子どもたちのSOSが先生の耳に入り始めたのです。先生は子どもたちの創作活動を見守るかたわら、その声にこたえようと、ファミリーコンサルタント協会に所属して発達障害や色彩心理、コーチングなどについても学び始めます。「自分の子どものトラブルが多かった時は、私も苦しかったです。その中で学ぶうちに、叱るのではなく、自発的に変わる気持ちを支えることで、子ども自身や環境が変わることを実感しました」とおっしゃいます。同じように苦しさを抱える親御さんの相談を受けて、やがて親や子のカウンセリングも始められ、いまでは創作活動とカウンセリングなど、さまざまな方法で親子を支える活動をされています。

1S3A5216 現在アトリエ活動を希望されるお子さん向けに、月2回、2時間ほどの創作の回があります。お稽古と異なるのは、アトリエにある素材は自由に使えて、大人には大人の、子どもには子どもの曜日と時間が用意されており、大体各回6名ほどの人数で活動ができることです。少人数のため、仲間としても個々でも集中できるちょうどよいサイズ。ご希望により創作活動とは別に、1回3時間ほどの個別対応のカウンセリングやアートセラピーも受けられ、様々な相談ができます。(料金は別途)。時には出張でワークショップを行うこともあるのだそうです。

宇治先生の醸すおだやかな空気に包まれて、子どもも大人も夢中になってなにかを作り、自分と向き合って表現する、ゆったり時間が流れる場所。ネバーランドはそんなやさしいアトリエでした。

1S3A5221 子どものアトリエ☆ネバーランド☆
鎌倉市山崎1168
・JR大船駅より徒歩15分
・モノレール富士見町駅より徒歩5分
・京急バス天神下駅より徒歩3分

https://www.facebook.com/kodomonoatelier/
090-9846-5994
neverland.kamakura@gmail.com

入会金:7,000円
アトリエ月謝:7,000円(税・材料費込)
年間更新料7,000円
カウンセリング:7,000円/1回

投稿者:CanCan

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1S3A0970 NHKすくすく子育てでも知られる星山麻木先生は、鎌倉生まれの鎌倉育ち、そして今も鎌倉に住んでいらっしゃるTHE鎌倉人。名前の通り、星のようにキラキラと地域に明かりを灯してくれる、そんな先生です。

30年前に、養護学校の音楽教師になったことをきっかけに、「障害のあるなしに関わらず、子どもも家族も自分たちの住む地域で笑顔で暮らしていけるようにサポートしたい」との思いを強くし、養護学校退職後は、障害児教育や早期療育、母子保健学などを国内外で学ばれ、現在は明星大学教育学部(八王子市)で教鞭をとられています。

自ら主宰する星山スタジオ(八王子市)では、親子が楽しく体を動かしながら音楽や動きで発達をサポートする「音楽ムーブメント」の実践やプログラムの研究・開発、また、子育て発達相談などをされています。また親子への直接的支援だけに留まらず、支援を必要とする親子が地域で孤立しないように、5年前からサポーター育成も始め、今では約300名の受講生が家族の、地域のサポーターとして、教育機関などの先生として活躍されているそうです。

1S3A0988 サポーター育星講座は、鎌倉でも随時開催されており、コソガイもその一コマに参加させていただきました。今回(鎌倉市生涯学習センターにて)は全7回で構成され、すでに基礎講座(初級向き)を学んだ方の次なるステップ(中級向き)です。鎌倉、逗子、横浜などから約40名の参加があり、障害のあるお子さんの保護者の方が多いということですが、中には、保護者のお友達のママさん、障害児の仕事に関わっている方などもいらっしゃいます。

1S3A0962 講座は、自尊感情を育むこと、コミュニケーション力を育てること、人とのよい連携をつくることを目標に、障害理解やサポートについて、知識だけではなく、より実践的な力がつくよう、身近なケースを検討したり、体験を共有しながら、グループワークを中心に進められます。「自尊感情とコミュニケーション」のテーマで、自尊感情を高めるにはどうすればよいのか、まずは4,5人のグループで話し合いました。

ここではお茶とお菓子を各自でちょっとずつ持ち寄り、まるで茶話会のような話しやすい雰囲気になっています。一人が意見を言い終えると必ず拍手がおこります。「あなたの意見をちゃんと聞いていますよ」という温かさが伝わるのです。グループで話したことは、全体でも共有するために発表し合います。進行は軽快に進みますが重要な点はちゃんと強調されており、ディスカッションにより伝える力も高められて、充実した学びの時間となっていることが印象的です。

1S3A0976 星山先生は発表に続いて「自尊感情とは自分を大切にする気持ちで、人として最も大事なこと、それは、あなたがそこにいるだけで、無条件でよいとされる、Doingではなく、Beingの考え方」と語りました。子どもたちが家庭と環境(集団、学校)の両方で自分が役に立っていると感じられることで自尊感情は高まる、自尊出来なければ周りを傷つけ、悪循環に陥りやすい。だから自分が傷つき落ち込んでいるときは、高めてくれる暖かい存在(大切にされている人は何かをくれる)や、安らげる自然と接することが大事だとも。

明るくエネルギッシュな星山先生は「出会い」を一つたりとも無駄にせず、人と人とを繋げていくスペシャリストです。個人レベルでは出来ないことも、繋がる人たちで輪を作っていけばよいと、サポーター育成と並行するように、こども家族早期発達支援学会まで作っています。星山先生の情熱と参加者の暖かさに心地よく圧倒された講座でした。

星山先生は、鎌倉市やその周辺で湘南子育てサポーター講座を開かれています。詳細は先生のサイトでご確認ください。講座開催についてのお知らせはコソガイ掲示板、レポート等でもできるだけお伝えしていきます。


星山研究スタジオ
八王子市大塚91-6
多摩モノレール中央大学・明星大学駅より徒歩5分
Email:studio@hoshiyama-lab.com

星山麻木オフィシャルサイト
URL: http://hoshiyama-lab.com

投稿者:まめ子

星山先生は12月11日にスウィッチの大野先生とのコラボレーションでワークショップを開かれます。

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