鎌倉と横浜の医療電話サービスの違い

#8000を知っていますか?

子育て中ならお世話になった人も多いはず。これは「子ども医療電話相談」といって、クリニックなどが開いていない時間帯に「子どもが急に発熱したけど受診したほうが良いのかしら?」とか「子どもが頭をぶつけて。救急車を呼んだ方が良いか?」「けいれんを起こして、どうしたらよいか」など、判断に迷った際に、電話で看護師などの医療関係者に相談ができるシステムです。

全国同じ電話番号で、運営する都道府県の地域の相談窓口につながります。深夜にも専門家のアドバイスがもらえるので、ありがたいシステムです。つながりにくい時もありますが、声を聞けただけで「ほっとした」という経験者もいるのではないでしょうか。運営時間は診療所が空いていない夕方から翌朝までをカバーするのが一般的で、神奈川県の場合は18:00~0:00。千葉県などは24時間365日運営しているとか。すごいですね。

では#7119はご存知でしょうか? こちらは鎌倉で使ったことがある人はほとんどいないと思います。

急なケガや病気をしたとき、救急車を呼んだが方がいいか、今すぐに病院に行った方がいいかなど、判断に迷うことがあると思います。
そんなとき、専門家からアドバイスを受けることができる電話相談窓口が救急安心センター事業(♯7119)です。

救急安心センター事業(♯7119)をもっと詳しく! | 総務省消防庁

総務省の全世代型医療機関案内という事業で、年齢に関係なく赤ちゃんから高齢者までを対象としていて、救急車を呼んだ方が良いかどうかの判断や、受診可能な地域の医療機関、受診のタイミングについてまでアドバイスを行う、頼もしい仕組みです。一部の県や市町村で実施されていますが、残念ながら神奈川県で運営しているのは横浜市のみ。

横浜市の「#7119」は24時間の運営。利用者は年々増えており、電話のつながる率もものすごくがんばっているそうで98%。高齢者の救急搬送が増えているのですが、子どもの相談も多いのだとか。あったらとても安心と思える仕組みですが、「横浜市内の方が対象」(横浜市医療政策局)なのだそう……。

鎌倉市では#7119や電話での救急相談はありません。医療機関案内:0467-24-0099 が24時間対応でありますが、23時~翌9:00および土曜日9:00~18:00は、音声テープによる自動対応。鎌倉市民対象です。

……横浜市の#7119、うらやましく思うのは、わたしだけ??

なお、大和、藤沢、綾瀬、座間などにも、市民限定の医療機関案内と救急電話相談の窓口があるそうです。

投稿者:CanCan

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