小澤真智子ヴァイオリン・リサイタル「駆け抜けるタンゴ・ピアソラ」

4915086a7f010イキのいいヴァイオリニストに出会いました。小澤真智子さん、鎌倉生まれの鎌倉育ち、ニューヨーク在住。この10月22日(金)に鎌倉生涯学習センターホールでアーバン・タンゴ・トリオとしてアルゼンチン・タンゴ音楽のコンサートを開きます。

「鎌倉、大好きです。だって私を見守って育ててくれた場所ですから。」相手をまっすぐに見つめて、てらいなく語る小澤さん。横国大附属鎌倉小学校に通う10歳でヴァイオリンに出会い、中学校で音楽にのめり込みます。東京芸術大学卒業後、ロンドンギルドホール音楽院に留学。ここでタップダンスの魅力に取りつかれ、こうした新しい刺激や多様な文化を生み出したエネルギーを求め、両親の反対を押し切ってニューヨークに渡ったそうです。ジュリアード音楽院でクラシックとジャズを、ブロードウエーのスタジオでタップダンスを学び、同音楽院の修士号取得後はNYを中心に活動。クラシックのみならずジャズやロックなど幅広いジャンルの音楽をホールやライブハウスで精力的に演奏しています。

小澤さんの前向きな音楽が少し変わったのは2001年9月11日を体験してから。テロに遭い、傷ついた街を身近に感じて「何かしたい!」と、復興のためのボランティア活動を始めます。時に演奏することで人々を励ますうち、彼女の音楽は自然な哀愁と復活に向けた力強い響きを帯びたのだそうです。学んだタップダンスはいつしか足で自在にリズムを刻むパーカッションとなり、ヴァイオリンとパーカッションの一人二役もこなすようになりました。渡航を反対した両親は活動の一番の支援者になっていました。

chirasi-photos異文化が交錯するニューヨークが立ち直っていった頃、小澤さんはタンゴに出会い、アルゼンチン人のタンゴ作曲家、故ピアソラのバンドにいた人たちと演奏を重ねます。3年前からアルゼンチン出身のピアニスト・ブルーネッティ、ベーシスト・ジラウドと小澤さんとでアーバン・タンゴ・トリオを組むと、クラシックに裏打ちされたヴァイオリンとタップが自然に融合する、しなやかなタンゴ音楽を生み出し始めました。

今年はちょうどアルゼンチン建国200年。そんな節目の年に、アーバン・タンゴ・トリオが情熱的にお届けする音楽は、ヴァイオリンを弾きながらタップを踊るなんともユニークなスタイルと、日本、イギリス、アメリカ、アルゼンチンと多様な文化にはぐくまれた小澤さんの世界。音楽を支え続けてくれた、ふるさと鎌倉の皆さまに楽しんでいただきたいと、ピアソラの曲目を中心に企画しました。
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このコンサートがすごいのは、地域の人たちが支えているところ。音響や照明はプロの仕事ですが、プロデューサーはお母さまで、チケットを売り、ホールの運行を手伝うのは主に「まっちゃん」こと小澤真智子さんのファン。その音楽性とご一家の誠実で愉快なお人柄ゆえでしょうか、一度聞くと忘れられなくなるようです。今回は子ども向けではありませんが、NYではハーレムの子どもたちにボランティアでヴァイオリンを教えつづける「まっちゃん」のこと。お留守番をしている子どもの分まで、スケールの大きいパッション=愛!を伝えてくれそうです。

小澤真智子ヴァイオリンリサイタル
アーバン・タンゴ・トリオ「駆け抜けるタンゴ・ピアソラ」

場所:鎌倉生涯学習センターホール
日時:10/22(金) 19:00開演(18:30開場)
チケット:¥3,500(全席自由)
チケット:(チケットは島森書店、たらば書店、喫茶・門でもお求めになれます)
お問い合わせ:MOミュージック企画 0467-44-1443
お問い合わせ:http://www.machikonyc.com/schedule.html

投稿者:CanCan

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