被災された皆さんに、何かできることをと思っていましたが、お話があって有志の3人とともに4/23,24被災地の石巻に行ってボランティア活動をしてきました。

石巻1現地では海側の被災した地域のダメージの大きさに圧倒されました。無傷の建物は一つもありません。1、2階は壊滅状態。巨大なタンクが流され、何十台もの車が流れて重なったり建物に刺さったり。船が陸の上にあり、鉄道の線路はぐしゃぐしゃに折れ曲がり、ガレキの山が万里の長城のごとく続いていました。

石巻2同時に復興の早さにも驚きました。津波が2メートルの高さで襲った住宅地域の道一つ隔てたお隣(たぶんそこも津波には床上浸水程度やられたのだと思います)にはライフラインが復旧し、コンビニもファミレスも今まで通り開いていました。

石巻3

避難所にうかがうと高齢者と子どもがいました。鎌倉から用意してきた手さげ袋を手渡すと、中身をあけて大喜びする子がいる一方、不満を言う女の子もいました。でも幾度も幾度もわたしのところに寄ってきます。「かまってほしかったのだ」と気がつきました。

19歳の少女がいました。3日前、お誕生日を迎えたのだそうです。お誕生祝いに、と鳩サブレと袋を手渡すと、顔をほころばせました。彼女もまた、多くを失っていたのだと思います。袋に入っていた口紅を見つけると、息をのんで握りしめました。就職口が見つかり、5/1から勤務なのだそうです。「きっとつかいます。うれしいなあ」とつぶやきました。
花の種には「わたしここに植えたいです。お花、見たいな」と。

石巻5家のある住宅地を津波が襲い、歩道橋に逃げて助かった女性のお引っ越しを手伝いました。家は2メートルの冠水で壁が壊れていました。危険地域にも指定され、自衛隊の重機が地域の全半壊の家を壊していました。「お向かいのお宅では1人亡くなったんです。あちらは2人。こちらでは5人が発見されました。わたしの家は津波に襲われました。あらゆるものがあったけど全部泥で使えない。なんだったのかしらね。
でも、生きていられて良かった。みなさんが来てくれて良かった。」

石巻6わたしたちは石巻では自然の猛威とともに、市民の皆さんの人に配慮する優しさや、モラルの高さ、まちへの思いを感じました。それは希望です。温かかったです。

短時間で手作りの袋や、その中身(タオル、ティッシュ、文具、花の種など)をご用意くださった鎌倉の皆様に心よりお礼を申し上げます。被災地のみなさまに手渡しすることができました。一日は嵐の中でしたが、おかげさまで良い汗をかかせていただきました。復興の猫の手ぐらいのお役には立てたと思います。以下は、袋を受け取った方からのお礼の書き込みです。コソガイの掲示板にお寄せいただきました。わたしが帰るより早くに、こんなお礼をいただくとは思いもよりませんでした。
東北の方は、なんと温かい!

--------------------------------------------------------------------------------

被災地より  
私は 宮城県石巻市に住んでいます。今回の震災で 甚大な被害を受けた沿岸に住んでおりました。
今日 避難所に そちらのボランティアの方がお見えになり、『何かの役に立てて欲しい』と
手作りの 手提げバックを子供達に手渡してくれました。
その中には 作って下さった方々の手紙が入っており、とても 感動いたしました。
メールでしか お返事が出来なくて、申し訳ないのですが、ひろみさん ちかさん さちえさん 確かに バック、メッセージに込められた思いを受け取りました。
ホントに ありがとうございます。
心から 感謝しております。

--------------------------------------------------------------------------------

鎌倉より  
ご連絡、ありがとうございます! 
先週末、石巻でボランティア活動をさせていただきました鎌倉子育てガイドのCanCanです。うれしいなあ。お返事をいただけるとは思いもよりませんでした。

震災の凄さを知り、皆さまのために何かお役に立ちたいと思っていました。
お話があって、先週末わたしが鎌倉から石巻へ、復興支援のボランティアに参加することになりました。

石巻7同じように感じていた鎌倉にいる多くの方が、被災された皆さんのお役に立ちたいと、手さげ袋や中身のタオル、ティッシュ、花の種、文具などを用意してくれました。支援活動の合間に、お届けさせていただきました。

石巻では自然の猛威とともに、皆さんが失ったものの大きさ、避難生活の不自由さに胸が痛みました。ナミダが出ました。同時に人に配慮する優しさや、モラルの高さ、まちへの思いを感じました。温かかったです。

石巻8被害がひどかった地域でも、ガレキの間から、ビルの破れたシャッターの向こうから、被災したお家の1Fから、住人の皆さんとともに多くのボランティアも見かけました。専修大学のグラウンドには災害支援ボランティアセンターがあり、わたしのいる間は、日本中から集まったボランティアたちの100以上のテントが立っていました。

このまちは被災したけど、きっと大丈夫。地元の人、外から支える人が力を合わせて復興するにちがいない、と確信いたしました。
わたしが石巻で見せていただいたのは、自然の猛威とみなさんの作る希望でした。
生きていてくださったことに、心より感謝いたします。

石巻9石巻では良い汗をかかせていただきました。皆さまが前に進む際のお手伝いになったのなら幸いです。
ご連絡いただいたこと、本当にうれしかったです。
お体大切にしてください。
またうかがいます。

投稿者:CanCan

2011年04月28日 │ 防犯・防災  │ コメント(1)│ トラックバック(0)  twitterでつぶやく

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by cancan   2011年05月06日 10:48
次回のボランティアについて調整中です。現地の情報を集めていますが、状況は日々変わっているようです。全体として前を向いて進んでいるでしょうけれど、見つけにくい部分、在宅の人々の生活や心の傷が心配。小回りが利く少人数だから、次回はそうした部分に気を配った活動をしたいと思っています。

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
コメントの前に必ずコメント・TBについてをお読みください。
※内容によっては掲載できない場合があります。
※コメント欄でのお問い合わせには対応できません。
 当ブログは記事に書かれたお店・施設等ではなく、コソガイが運営しております。
 詳細は取材先へ直接お問い合わせください。コソガイへのご連絡はご連絡フォームへ。

Copyright ©  NPOコソガイ(鎌倉子育てガイド) all rights reserved.